断捨離。はじめる前に知っておくべき考え方

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生活を豊かにするためには、断捨離は避けて通れない事だと思います。私自身、断捨離は得意では無かったのですが、引っ越しをキッカケに勉強し、役に立った考え方をお伝えしますので、断捨離したいけど何から始めたらいいの?と思われている方や、トライしているけどうまくいかない方は、是非お読みください。

断捨離の目的を理解する

断捨離とは。

何事も目的の捉え方次第で結果は変わりますので、まず初めに断捨離とは何かを考えましょう。


断捨離を、単に不要なモノを捨てる(手放す)という意味で捉え、モノが多いから断捨離したいなぁと考えている方も多いかと思います。ただ不要なモノを捨てる(手放す)というのは断捨離の一面であり、断捨離を通じて達成したい目的としては不十分な理解と言えます。


「不要なモノを減らす」は断捨離が成功したら実現されることですが、それは目的ではなく過程であり、目的は「自分を幸せにしてくれる、自分にとって大切なものだけを所有している状態にする」だと考えてみてください。

つまり、フォーカスするのは「捨てること」ではなく「所有すること」の方だという事です。
モノを捨てることが苦手ゆえに断捨離は苦手と思い込んでいる方は多いと思いますが、「所有すること」が目的と思えば、断捨離の敷居がグッと下がり前向きな気持ちになりませんか?

この考え方をするのには次のような理由があります。

断捨離後のモノが減った状態を維持したい

せっかく労力を掛けて断捨離をしても、またモノが増えてしまっては意味がありません。所有すべきものにフォーカスする事により、捨てるだけでなく今後不要なモノが増えないようになり、断捨離後の状態を維持できるようになりやすいです。

モノを所有する事はタダではない

例えば、持っているが使っていないモノを家にそのまま置いておくのは、タダでしょうか?
確かに置いておく事に対して直接的にお金を払う事は基本的にないと思いますので、「今は使わないけどいつか必要になるかもしれないから取っておこう」としがちで、それはモノを減らせない一因だと思います。

でも果たして本当に、置いておくだけならタダ、は正しいでしょうか?
以下の点から、残念ながらタダではありません。ですので、モノを所有する、という事はそれらコストを負担してでも自分に必要なモノ、に厳選すべきです。

モノにも家賃はかかっている

住宅は賃貸であれば家賃、持ち家でも固定資産税等があります。部屋を占有するのは自分や家族以外にも、モノという同居人が住んでおり、物も含めて必要な居住スペースを構えているという事になります。つまり、モノにも家賃が発生しています。モノを減らせた分今より狭い家に引っ越しても生活は困らないはずです。であれば狭い家に引っ越すことで、今より家賃が低くなったり、家賃は同じだけれど他の条件が良いところに住める事が期待できます。

モノがあると脳のメモリを使ってしまう

例えば服がたくさんあると、今日はどれを着ようかな、と考え決定しなければなりません。一方でもし制服であればそれを着るだけなので、脳に負担がありません。Apple創業者のスティーブ・ジョブズ氏が毎日同じ服装をしているのは、決断にはエネルギーが必要でそれはビジネスで使いたいので、日々の暮らしの中での決断を減らす為だという事はよく知られています。

服の話はほんの一例ですが、モノがあることにより、それに関して様々な思考が必要になります。
また、掃除がし辛くなる、探し物が大変、など、モノが多いことから派生する煩わしさも生じてしまいます。

モノを持つという事は、決してタダではなく、これらの負担がついてくるものだと認識すると、安易にモノを増やすのは避けたいですし、今あるモノでも今必要がないものはなるべく手放した方が自分のためになる、と思う事ができるのではないでしょうか。

今回は断捨離を始める前に知っておきたい考え方ということで本題の結論に戻ります。
断捨離は=いらないモノを処分する、というような考えではなく、モノを所有することで生じる負担を理解しモノを所有することのハードルを上げ、そのハードルを超えるような「自分を幸せにしてくれる、自分にとって大切なものだけを所有している状態にする」事を目指すものだと考えて頂きたいと思います。

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